奄美大島は夏真っ盛り!美しいエメラルドグリーンに輝く海と真っ白なビーチ、サンサンと降り注ぐ太陽に透き通る青空!!これぞ The 南の島 って感じですね。

ただし、奄美大島を全力で楽しむ為には海にどんな特徴や危険があるかも知っておいてほしいのです。知っているだけで対処できることも多くありますからね。

今回は私がガイドやレンタル業務の中でお客様にお伝えすることや、これまでにあった経験からいくつか奄美の海の特徴を下記のような内容でご紹介します。

少し長くなってしまうので今回は1~3の内容です。次回8月のブログで4~6をご紹介します。

  1. 潮の満ち引き
  2. ビーチの数は25ヶ所以上!混雑しにくくてのびのび遊べます♪
  3. ライフセーバーはいない!?安全管理は自分たち自身で!
  4. 豊富な海の生き物たち ~ウミガメやカラフルな熱帯魚~
  5. 海の危険生物 ~ハブ、ウミヘビ、クラゲ、オコゼなど~
  6. 離岸流

1.潮の満ち引き

奄美の海に限った話しではありませんが、海には潮の満ち引きがあります。

知らない人向けに簡単に言えば、海の深さは季節や日付、時間によって常に変化しているのです。

下記に気象庁のサイトで奄美大島の満潮/干潮の時刻のわかるページのリンクを置いておきます。満潮とは海が一番深くなるとき、干潮は一番浅くなるとき、潮位はそのときの深さの基準です。

この潮の満ち引きをなぜ考えないといけないのか。

例えば潮の満ち引きを考えずに適当なビーチの水辺に荷物を置いて海に入るとします。もし、海が満潮に向かう時間帯なら、気づいたころにはビーチにおいた荷物は海に沈み、流されている可能性があります。

場所によっては帰り道が海になってしまっていて帰れなくなったり、逆に潮が引くことによって見えていなかった岩礁が露出し、歩いて帰るには危険な状況になることもあります。

また、よく聞く話で「奄美のパワースポット ハートロックに行ったけど見れなかった」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。ハートロックは潮位80㎝以下の干潮時、波が穏やかな時に確認できます。

恋愛のパワースポットとして有名ですが、知らずに時間帯を合わせずに無駄足してしまうと逆効果になってしまうかもしれません。

2.ビーチの数は25ヶ所以上!混雑も無く、のびのび遊べます♪

奄美大島には多くの美しいビーチが存在します。

北部だけでも、用海岸・土盛海岸・大瀬海岸・崎原海岸・打田原海岸・赤木名海岸・芦徳海岸・倉崎海岸・手広海岸・ビラビーチ・神の子海岸・用安海岸・土浜海岸など、10以上の名スポットがあります。

例外もありますが基本はどこも混雑しにくく、真夏のシーズンでも混雑しているビーチは少なくて、綺麗な海と砂浜を広々使って遊んだり、ゆっくりと景観を楽しむことができます。

3.ライフセーバーはいない!?安全管理は自分たち自身で!

上記で述べたように奄美には美しいビーチが多くあります、混雑することは少なく、広くゆったりと遊べます。ですが、裏を返せばそれは、何かあっても気づいてくれる人が少ないという危険性ともなります。

上記したような奄美大島のほとんどビーチでは、ライフセーバーはおろか、海の家のような設備もありません。自然のままのビーチです。場所によっては公衆トイレや簡易シャワーを利用することができる程度です。

ですので、基本的に自分やパートナーの安全は自分たちで確保しなければなりません。奄美に限らずですが、水分確保や熱中症対策をしっかりと行った上で、それぞれの体力に合わせて無理の無いように遊びましょう。

奄美で遊べる様々なマリンスポーツを楽しむ際は、ガイドをお願いするのも安全確保の為の非常に有効な手段です。ガイドは案内する海のことは何度も通って特徴も知っていて危険のないようにプランニングしてくれますし、何かあった時の緊急対応もしっかりと準備してくれています。

レンタルアイテムや現地で購入したアイテムで遊ぶ場合などは、お店の人に近くのおすすめスポットや注意すべきことなどを聞くのもいいでしょう。当店でも、SUPやカヤックなどのマリンアクティビティのアイテム貸出の際にはオススメスポットのご案内をしたり、ご利用予定のビーチを伺ってアドバイスをさせていただいたりしています。側で見てくれるガイドほど頼りになるわけではないですが、何も知識を得ずに知らないビーチで遊ぶより、地元の観光に携わるスタッフの注意喚起を聞くことだけでも防げる事故は多いはずです。

上記以外の場合でも、宿泊先や近くのお店の人に行く予定のビーチについて聞いてみたり、向かうことを伝えておくなどでも未然に事故を防げるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。

ここまでもいろいろと書きましたが、難しいことはないと思います。知ってるか知らないか、注意するかしないか、です。奄美に訪れた思い出を素晴らしいものだけにするために、ちょっとした知識と注意で回避できる事故は未然に防ぎ、奄美を満喫してください。

ガチガチに固くなる必要はありません。注意すべき点だけ気を付けて、全力で遊びましょう!